こんにちは、Channel Aceです。
私は思い出がたくさんつまったHonda Zを譲り受けたのですが、
いわゆる旧車を復活するときに障害となるのが、「錆び」です。
この錆び、と日々奮闘している訳ですが、
今日は、ブレーキが効かない私のHonda Zを見ていこうと思います。
ブレーキフルードの選定
取扱いマニュアルには、「ホンダ純正ブレーキ液」とだけ記載があります。
あと気になったのは、ブレーキフルードが減ることを前提にされている表現があることです。
ブレーキフルードって減るものなの? と思いましたが、
昔の車だから、どこかから漏れたりするんだろうなぁ、と軽い気持ちで
受け止めることにしました。笑
という訳で、私はブレーキフルード ウルトラ BF DOT4を購入しました。
ちなみに、DOTの意味は、「Department Of Transportation」で、
DOT3:ドライ沸点が205℃以上、ウェット沸点が140℃以上
DOT4:ドライ沸点が230℃以上、ウェット沸点が155℃以上
DOT5:ドライ沸点が260℃以上、ウェット沸点が180℃以上
ということらしいです。
ブレーキフルード注入
ブレーキフルードは、マスターシリンダーから注入します。
ボンネットを開けて、左前方のバッテリー脇にあります。
私のHonda Zは、2系統になっています。
前後に配置されていて、手前はリア側に、奥はフロント側につながっていそうです。
早速キャップを開けてみると、しっかりフルードが入っていました。
フローティングを取ってみると、なんだか奥の方が黒っぽい。。。
まさか、と思い爪で触ってみると、鼻くそみたいなゲル状になったフルードが取れました。。。
え、、、早速フルードを吸い取ってみると、、、
めっちゃゴミ?!が浮いてる!!
20年放置したHonda Zなのに、ブレーキフルードが減ること無く、
しっかり入っていることに安心したのもつかの間、、
やっぱり劣化するよなー、と改めて思った次第です。
まぁ、通路に溜まったゴミも一緒にタイヤ側から流して、綺麗にしようと思いました。
ゴミ取り&エア抜きでのトラブル
という訳で、エア抜きの準備です。
マスターシリンダーから一番遠いところからエア抜きをするのがセオリーなので、
左リア側からやることにしました。
ブレーキフルードのエア抜きは慣れたもので、
6㎜のメガネレンチをブリーダースクリューにセット、
続いて注射器とΦ6の透明なチューブをつないだものを
ブリーダースクリューにセットしたら準備完了です。
メガネレンチを緩めて、注射器を引く。
注射器を引きっぱなしのままにして、メガネレンチを締める。
注射器を押し戻して、メガネレンチをまた緩める、の繰り返し。
これを数回繰り返したのですが、一向にフルードがでてきません。。
おかしいなと思い、注射器にブレーキフルードを吸わせて、
ブリーダースクリュー側から注入してみることに。
あれ、入っていかない?!
どこかで詰まっているようです。。。
ブリーダースクリューがすごく錆びているので、これが一番怪しい。
ただ、20年放置していた割りに、
マスターシリンダーのフルード量がほとんど減ってないので、
マニュアルに書いてある通り、漏れて減っているのであれば、
ブリーダースクリューだけでなく、各つなぎ目から漏れてもいいはず。
となると、かなり上流でせき止めているのでないか、と怪しんでいます。
次回へ続く
いかがでしたでしょうか?
ブレーキのエア抜きだけで済むだろう、と思っていたのですが、
そもそもブレーキフルードの通り道が塞がっているとは思いもしませんでした。
とりあえず、ブリーダースクリューの錆びから見ていこうと思います。
それがダメならマスターシリンダー側。
それでもダメならブレーキラインの各所、といった手順でやってみます。
それではまた!
Honda Zのオーナー様がいらっしゃいましたら、
是非つながらせていただきたいです。
コメント欄から、なんでも良いのでコメント頂けたら返信致します。
情報交換しながらレストアしていければと思っています。
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